【将棋初心者】将棋対局観戦好き素人が「竜王戦」について調べた!
IT系WEB関連業務をしている20代半ばのカシワです!
今日は、プロ対局で「第31期竜王戦挑戦者決定3番勝負」の第2局がありました。
カシワは、会社でしたが、お昼休み中と仕事の合間にちょこちょこ見てました。
対局者は、深浦九段 VS 広瀬八段です。
2人ともトップ棋士と呼ばれる方々で、ちょー強い人たちです。
もう少しちゃんと言いますと、順位戦という毎年結果を残した人がクラスの上に行け、
2人ともに「A級」という最上位クラスにいます。
今回は、この「竜王戦」について、素人将棋レベルのカシワが調べたので紹介します。
では、どーぞ!
・竜王戦?名前がかっこいいが、どんなん?
竜王戦って、名前がいいですよね!
DQにも出てきますが、強そうです、何と言っても、響きが良いです!(響きは自分だけか・・・)
将棋の竜王戦も、強いです!というか、すごいです!
竜王戦で出る金!
何がすごいかっていうと、まず、賞金!
優勝すると、4320万円・・・
いち会社員からすると、目がくらむような数字です。
相当な実力がなければ、優勝することはできません。
竜王戦は「棋戦」という、1つのタイトル戦なのですが、
他の棋戦と比べても、賞金額が違います。
竜王戦含めた8つの棋戦の優勝賞金額を調べたので下記をどうぞ!
1位・・・竜王戦 4320万円
2位・・・叡王戦 2000万円
3位・・・名人戦 1200万円(優勝賞金のみ)
4位・・・王位戦 1000万円
棋戦のスポンサーが実際の賞金額を発表しておらず、推定ものもあります。
名人戦については、名人挑戦者を決めるために順位戦を9局行うのだが、名人は既に名人のため、順位戦は行いません。
挑戦者を待つ!形ですので、名人手当という月100万入ります。
それを合わせれば、2400万です。
このように竜王戦は、賞金額が圧倒的にでかいです!
2017年、羽生竜王となった時の挑戦者になるまでの対局時の勝利金は「735万」で破格です。
賞金面だけ見ても、竜王という名前だけあります( ゚Д゚)
参加チャンスは全国の人にあり!
次に素人のカシワが驚いたところは、「誰でも竜王になれる」かもしれないということです!
これを知ったカシワ(当時25歳)は、「竜王になってやる!」と、
叶いもしないトンチンカンな馬鹿なことを言ってました。素人のくせに。
大体の棋戦の参加資格は、プロ棋士(4段以上)出ないとだめです。(棋王戦もアマ1人のみOKです。)
4段になるのも、年齢制限があり、26歳までとなっています。(プロ編入試験突破による特例もありますが、例は少なく、かなり厳しいようです。)
ということで、カシワはアウトです!
しかし、竜王戦においては、アマチュアから5人も参加できます!
竜王ということだけあって、道のりが厳しすぎる・・・
参加資格ゲットもかなり厳しいです。
まず、「アマ竜王戦」に出場し、いい成績を残さなければ、竜王戦には出れません。
そのアマ竜王戦に出場するのにも、全国各都道府県で予選を行って、それを勝ち抜いてきた54人+招待選手2人にならなければなりません。
仮に竜王戦の参加資格を手にしても、挑戦者になるためのトーナメント戦に出場するのもかなり厳しいです。
壁だらけです。
竜王戦も6組にクラス分けされていて、アマチュアは当然一番下の6組です。
第30期は6組内に、プロ棋士53人、女流プロの3人、アマチュア5人の計61人おり、
その中のトーナメントで優勝しないと挑戦者決定トーナメントにはいけません。
ちなみに第30期の竜王戦6組優勝者は「藤井7段」です!(当時4段)
6組を勝ち抜き、竜王挑戦者になるまでに、7連勝(挑戦者決定3番勝負で2連勝で突破時)、竜王になるのに現竜王(今なら羽生さん!)に4勝を挙げなければなりません。
アマチュアの「竜王戦ドリーム」を手にするまでの果てしない遠さを知った時、
竜王になるという言葉を発しなくなりました・・・
本日の竜王戦挑戦者決定3番勝負の結果!
本日というか、日をまたいでの決着でした。
こんな大激戦になるとは。。。
深浦九段が1勝しており、広瀬八段が負ければ、深浦九段が挑戦者となるため、
広瀬八段は絶対に負けられない1戦でした。
そして、勝者は広瀬八段でした!
これで1勝1敗で次勝った方が羽生竜王への挑戦権を獲得します。
それにしても、231手というかなりの手数でした!
不利だった広瀬八段が守りを固めて凌いで、見事逆転!!
そこから、深浦九段側が今度粘りに粘って、詰むや詰まざるやの大熱戦。
最後は深浦九段の攻め駒がなくなり、広瀬八段が詰ましたという形でした。
トップ棋士が本気でぶつかると終わらないなという印象でした。
まとめ
将棋の棋戦の中で、プロ棋士の方たちも、最も欲しいタイトルであろう竜王。
他の棋戦と違うであろう点は
- 賞金額
- アマチュアにもチャンスあり
- 名前のかっこよさ!(カシワの個人意見)
と思います。
アマチュアにもチャンスがあると言っても、どれだけ勝ち続ければいいのだろうかという厳しさがあります。
しかし、現代の将棋はソフトの発展によって、アマチュアの人たちも、
良いところまで行けるかもしれません。
ソフトを使った効率的に努力を積み重ねれば、プロにも力負けせず、
素人のカシワもソフトを使って、努力すれば、本当にカシワ竜王に!?(ないないという声が聞こえる・・・(´;ω;`))
今回はこの辺で以上!